2008年11月28日金曜日

今治市外航海運セミナー


平成20年11月20日弓削商船高専にて第四回今治市外航海運セミナーが開催されました。このセミナーは今治市と弓削商船高専の連携協定事業の一環として、今治市外航海運協議会のご協力を得て開催されています。“海事都市今治”に存する船員育成高等教育機関である弓削商船高専の学生・教官に、外航海運業の実態について知識を深める機会を提供し、今治市の外航海運業を将来の進路としてつながるよう期待しています。
今回は商船学科4年生40名と専攻科の学生を対象に今治市外航海運協議会のメンバー2名が海事都市今治の外航海運業の現状について、オーナーが堅実な経営で競争力をつけてきたこと、海運業の業種分担が進み、専業化されていることなどを詳細に熱く語りました。
質疑応答では、昨今の景気変動に伴う海運会社の収益についてや、新造船を発注する海運会社の計画など核心をついた学生からの質問が相次ぎ、応答した海運会社の代表も学生の意欲に驚いていました。
海運会社の代表からは、学生が弓削商船高専でしっかりと学び、今治の海運会社で働いて「船のお医者さん」といわれる優秀な監督に育って欲しいという要望が伝えられました。

2008年11月10日月曜日

今治海事資産見学ツアー

11月8日に今治地域海事地域振興協議会主催で、今治市内に存在する海事資産見学ツアーが開催されました。「今治地域海事地域振興協議会」では海事産業、商工会議所、学校、行政機関等が一体となってそれぞれの立場で海事人材の確保・育成を目的とする取り組みを進めています。
今回のツアーでは、大三島海事博物館から見学いたしました。この海事博物館は、昭和天皇の海洋生物御研究のための御採取船「葉山丸」を記念して作られたものですが、全国の国宝・重要文化財の指定を受けた武具の約8割を保存する、併設している宝物館と併せて、海の歴史を感じさせる施設です。
続いて村上水軍博物館を見学いたしましたが、村上水軍の歴史をゲーム形式でたどることができ、参加者も村上水軍の歴史を詳しく知ることが出来ました。
あいにく雨天となりましたので、芸予要塞の小島には上陸できませんでしたが、能島・小島・来島と海事資産を船でめぐり、最後は造船所のひしめき合う波止浜湾を海上から展望し、“海事都市今治”への認識を深めていただきました。
このツアーには観光ボランティアガイドの皆さんが協力してくださり、懇切丁寧な説明があり、参加者の理解がより一層進んだようでした。