2006年8月7日月曜日

船員の卵

今治圏域には、将来の船員を育成する次世代人材育成機関として国立波方海上技術短期大学校(写真は体験入学の操船シュミレーター)と国立弓削商船高等専門学校が存在します。両校ともに全国的に貴重な船員育成学校で、学生も全国各地から集まり、卒業時には高い就職率を誇っています。7月~8月には両校で来年度の入学希望者に対する体験入学会等が実施され、学校の紹介を行っています。
現在、船員不足は逼迫していると共に、船員に要求される技量も高くなってきています。そのため、直接船員の教育機関を設立している企業もあります。
今治圏域においても、国立弓削商船高等専門学校には「専攻科」が設けられ、より高度な技術を習得出来るようになり、国立波方海上技術短期大学校は国土交通省所管の全国で2校しかない高卒者対象の教育機関に昇格したことに合わせ、平成17年度から募集定員を80名から90名に増員しています。
入学を目指す皆さんも海や船に対する夢や希望をふくらませているところだと思います。「今治は海事産業が集積しているところなので船関係のことを勉強するには一番良い」という話を聞きます。この恵まれた地域で学校生活を過ごした卒業生が船員となって船を動かし、人や物を運ぶことで私たちの生活が成り立っています。その船員を目指す皆さんは是非、この今治の地で本物の船員を目指してください。
(両校紹介のホームページはこちら(LINK)