2007年4月27日金曜日

「匠の技」の伝承

4月12日今治市波方公民館にて今治地域造船技術センターの開講式がありました。3年目を迎えた次世代の人材育成への取り組みは昨年を大幅に超える120名近い研修工を迎え入れ、市内2箇所の研修所に分かれて3ヶ月間の研修を行います。手前の新入研修工はほとんどが20歳以下という非常に若い構成になっています。この若い生徒に社会人教育から始まり、安全教育、溶接技術など様々な科目をそれぞれの部門の熟練工の皆さんがみっちり指導を行います。
日本の造船界の明日を担う若い人材が各社から集まり、世界に誇れる「匠の技」の伝承を熟練工から受け、実力を備えて元の会社に戻り、世界を結ぶ船を建造することになります。こうしてこれまで「海事都市今治」で培ってきた技術と「ものづくりの魂」を次世代に引き継いで行きます。
造船技術センターは今年秋には中級コースも設けられ、更にステップアップするための取り組みもスタートします。