2007年11月27日火曜日

今治地域造船技術センター 中級コース その2

今治造船技術センター中級コースでは、研修目的として、「溶接技術者として必要な知識及び技能を習得させ、造船所での溶接職のリーダーとして将来活躍できる人材を育成する」ことを目指しています。溶接は船を造る上で大変重要な仕事で、完璧な設計を生かし、高性能な船舶を送り出すのも溶接の技術にかかっています。
5日間という短期集中講座ですが、午前中は溶接技術の知識を座学で習得し、午後は溶接技術の習得を目的としています。初級とは違って溶接をする角度も下向きから変わっていますし、何より研修生の作業服が体になじでんいる様子が見えます。
現場から戦力になる中堅溶接工が5日間いなくなるのは、建造ピッチを上げている造船所にとっては痛いところです。しかし、各社で得られた経験による技術習得に加え、この研修で専門知識や更に高度な技術を習得し、将来のリーダー候補として復帰し各社で活躍することになるでしょう。