2007年12月26日水曜日

進水式見学会

“海事都市 今治”では年間70隻以上の船舶が建造されています。年間70回以上つまり5日に1回のペースで進水式が行なわれている計算になります。
進水式は本来、船舶を注文された方のためのセレモニーです。その進水式の様子を市民の皆さんに見学してもらったり、学生を進水式に招待する取り組みは、次世代を担う子ども達に「少しでも造船業をはじめとする海事産業に興味を持ち、将来海事産業に携わってもらいたい」という造船所の強い希望があるためです。
造船所では、工場に普段入ることのない子どもをはじめとする市民の安全確保に細心の注意を払って公開進水式を実施しています。また、この公開進水式を積極的に支援しているのが、中造工((社)日本中小型造船工業会)で児童・生徒が造船所で進水式を見学できるよう様々な協力をいただいています。
壮大な進水式の見学会にも様々な方々の協力が必要となりますが、今治市は公開進水式が開催しやすい地域だそうです。それは「造船所も公開進水式の意義を感じ、市民も行政も海事に関する意識が高いまち」だからと言われています。