渡辺名誉船長は子どもの時に「世界中を回りたい」と志し、弓削商船高専に進学され、卒業後船員の道へ進み、たくさんの客船の船長として世界中を航海されたそうです。世界中を航海することで異文化に触れる機会があったり、地球上の自然破壊が進む様子など身をもって体験され、その様子を生徒にわかりやすく伝えていました。
生徒からは、「人生でどれくらい船に乗っていたのか?」「国ごとの文化の違いは?」など質問が寄せられましたが、「船員は外交官のように日本を代表する立場にあり、どのような状況でも毅然とした態度が必要である。」と人生の航海歴で月と地球を6往復に相当する距離を船と共にした経験から訴えられていました。
この中学校から弓削商船高専に進学する生徒は比較的多いそうですが、さらに海や船に興味を抱く生徒が増えて欲しいと思います。