2009年3月4日水曜日

いきいき波止っ子フェスティバル

今治市立波止浜小学校で「いきいき波止っ子フェスティバル」が開催されました。波止浜小学校の5年生が15グループに分かれて海について様々なテーマで発表を行いました。5年生が自主的に調査した数多くのテーマには「造船業について」「どのように海運業が発展したのだろう」「さかんになった造船業」「村上水軍の歴史」など、海事都市今治ならではの題材が多く取り上げられていました。
海運業、造船業など海事産業に多くの方が従事しているこの地域では、児童の発表の内容も、船が出来るまでを詳しく解説したり、ぎょう鉄を紹介したり、船の本物の設計図を使った発表など専門性が高く、小学生がここまでよく調べたな、と感心しました。家庭に帰った児童が「海のことを調べる」というと快く相談に乗ってくれ、資料を出してくれたのでしょう。
身近にある「海」を見つめた子ども達が、今回の発表会をきっかけにこれからも海を意識し続けて欲しいと思います。

今治北高インターンシップ その2

今治北高等学校のインターンシップですが、この海運会社でもどのような仕事をしているか積極的に体験してもらうよう、カリキュラムを組まれていたようです。
写真のタイピングですが、外国送金依頼書を打っています。商業科の生徒ですから、タイピングの経験はあるでしょうが、英文のタイピングとなると慎重になるようです。このタイピングが終了すると、金融機関へ帳票を持って行き、海外へ送金をします。海運会社の金銭の流れについて経験し、地方の海運会社と海外の有名な企業がつながっていることを感じ取れたでしょう。
外航海運では共通語は英語です。電話も英語でかかってきたり、メールのやり取りも英語が基本です。隣に座っている女性が、かかってきた電話に向かって突然英語で話す海運会社を、インターンシップで体験した生徒も英語力の必要性を感じ取れたと思います。

2009年3月2日月曜日

今治北高インターンシップ その1

2月10日、12、13日と愛媛県立今治北高等学校のインターンシップがありました。今年度は商業科2年生121名のうち18名が今治市内の外航海運7社と(財)日本海事協会今治支部のご協力をいただき、職場体験をすることになりました。
2年目を迎えたインターンシップですが、受け入れてくださる海運会社側も色々とアイデアを考えていただいたようで、この海運会社では、インド人船長・機関長3名のブリーフィング時期をインターンシップに合わせて実施していました。
インド人船長・機関長の4本ラインが際立ちますね。インドでは船員になる学校へ進学するのが非常に難しく、超エリートで尊敬される存在だそうです。
インド人をはじめ外国人が多く訪れる、海運会社での3日間の経験で、今治市がなぜ「海事都市」を標榜しているか、なぜ「海事都市」のトップランナーとこの地域が呼ばれ、日本の中でも稀有な存在として認められているのか。十分に感じ取ることが出来たでしょう。