2009年12月21日月曜日

「日本最大の海事都市・今治」DVD贈呈

12月14日(月)今治市内の海事産業界で構成する「今治市海事都市交流委員会」(檜垣幸人会長)が、「日本最大の海事都市・今治」のDVDを作成し、今治市教育委員会に150部贈呈しました。
次世代を担う小中学生を対象に今治市が「海のまち」であること、海事産業が今治市において重要な役割を担い、魅力ある産業であることなどを、学校で教材として使ってより理解を深めて欲しいという狙いがあります。
DVDは2部構成となっており、1部は小中学生向け34分、2部は一般向け17分で構成されています。内容は今治海事展を踏まえながら、海事都市今治の歴史や、海事産業の紹介などのメニューがありますが、映像に出てくる船舶などの素材には今治が関係するものが使われています。
このような題材を活かして、海事都市今治が国民の生活を支えている海事産業の一大集積地であり、世界に羽ばたいているスケールの大きい産業であることを認識していただければ幸いです。

「船長、母校へ帰る」講演会

12月11日(金)今治市立朝倉中学校で、(社)日本船長協会主催で「船長、母校へ帰る」講演会が開催され、朝倉中学校の1~3年生113名と、一般市民20名が参加しました。
講演では日本船長協会の福田常務理事から大きな船を動かし、大航海をやり遂げた達成感や、世界の色んな港や町を見たり、色んな人との出会いなど、船乗りとしての経験談を話されました。また、「海と船」のDVDを見て、国民の生活を支える海運業についての紹介を受けました。
後半の講演では母校の先輩で弓削商船高専OBの長井次男船長の講演を聞きました。地元での講演とあって、長井船長も親しみを込めて中学生に「どうして弓削商船高専に進んだか」や当時の訓練や懐かしい航海、乗り継いだ船の種類など詳しく話していただきました。生徒に対して「今の船員は外国人が多いが、海に生きてきた者として、日本人の優秀な技術を守ってもらいたい。安全で便利な美しい国・日本に誇りを持って生きて欲しい」と熱いエールがありました。
講演を聞いた生徒からは、「海賊に逢ったことは?」とか「船長の給料は?」など好奇心を掻き立てられた様子の質問がたくさん出ていました。