講演では日本船長協会の福田常務理事から大きな船を動かし、大航海をやり遂げた達成感や、世界の色んな港や町を見たり、色んな人との出会いなど、船乗りとしての経験談を話されました。また、「海と船」のDVDを見て、国民の生活を支える海運業についての紹介を受けました。
後半の講演では母校の先輩で弓削商船高専OBの長井次男船長の講演を聞きました。地元での講演とあって、長井船長も親しみを込めて中学生に「どうして弓削商船高専に進んだか」や当時の訓練や懐かしい航海、乗り継いだ船の種類など詳しく話していただきました。生徒に対して「今の船員は外国人が多いが、海に生きてきた者として、日本人の優秀な技術を守ってもらいたい。安全で便利な美しい国・日本に誇りを持って生きて欲しい」と熱いエールがありました。
講演を聞いた生徒からは、「海賊に逢ったことは?」とか「船長の給料は?」など好奇心を掻き立てられた様子の質問がたくさん出ていました。