2010年5月21日金曜日

SEA JAPAN 2010


4月21日(水)~23日(金)、日本最大の国際海事展SEAJAPAN2010が開催されました。今治市と今治市海事都市交流委員会、主催者のUBMジャパンの3者共同でブース運営をしました。
ブースでは「海事都市今治」の海事産業の集積力を来場者や他の出展社にアピールすることで、平成23年5月に開催が予定されている「バリシップ2011」への来場・出展へ導こうとする目的があります。SEAJAPAN2010には内外から約400社の出展、17000人余りの来場者がありました。バリシップとは異なり、海事産業界の関係者のみが来場するプロの展示会です。それだけに、海事都市今治のそれぞれの企業の実力は知れ渡っていますが、海事都市今治の集合体で捉えた産業力のデータをお知らせすると、改めてその実力を認識していただけたようです。
 ブースには、外国の船主や金融関係者、日本の海事関係の団体代表者など要人が多く訪問されました。我々も各ブースや来場者に「バリシップ2011」開催も併せてアピールしましたが、「前回出展できなかったので、来年は是非出展したい」という声は大変多く聞かれ、手ごたえを感じました。

2010年5月11日火曜日

進水式見学会

4月30日、伯方島にある造船所で進水式見学会が行われました。伯方町は製塩業や海運業で有名な島ですが、造船所も4ヶ所あり、地域の雇用の重要な受け皿となっています。
今回の見学会は造船所と日本中小型造船工業会の計らいで、隣の大島の宮窪小学校児童が参加しました。地域に密着した場所で操業するこの造船所では、船台が道路端近くまで延びており、子ども達が特別に船首を触れる事が出来ました。このような機会は海事都市今治の造船所でもなかなか珍しい体験です。目の前にある、大きなコンテナ船が、ファンファーレと共に海へ着水する様子に、児童といつの間にか集まった島民から大きな歓声が上がっていました。
見学会に参加した子どもたちが「海事産業のスケールの大きさ」を感じ、将来に繋がって欲しいという希望があります。

2010年5月6日木曜日

平成22年度造船技術センター開講

4月12日(月)6年目を迎えた今治地域造船技術センターの開講式がありました。今年度から内容が更に充実された「実践型人材養成システム」に、93人の若い造船マンの卵が3ヶ月間、様々な分野のベテラン講師の指導を受け、各社の即戦力として巣立っていきます。
海事都市推進課も開講一番目の講座として、「海事都市今治」について映像などで紹介させていただきました。海事産業のハートランドとして海事都市今治の重要性や実力を少しでも理解することで、その中核である「船作り」に誇りを持って挑んでいただきたいと思います。
「大きな声で!動作はしっかりはっきりと!」ベテラン講師から大きな声で指導を受けていました。この基本的な指導が如何に重要なことであるか、現場に出るとすぐに理解できるでしょう。こうした基本的な指導を積み重ねた若者たちが、これから世界に冠たる日本の造船業を担って行くことが頼もしく思えます。