2013年3月5日火曜日

外航海運セミナーin今治北高

 ずいぶん更新が滞ってしまいました・・
ちょっと性根を据えて海事情報をお届けしたいと思っています。

 さて、先日2月20日(水)に今治北高等学校で、商業科一年生120名を対象に、同校OBでもある洞雲汽船株式会社 大河内源二社長を迎えて「外航海運セミナー」を開催しました。


 大河内社長は、洞雲汽船が創立50周年を迎えたが、最初は470トンの小さな船から始まり、現在は30万トンの船が世界で活躍していることを例に挙げ、時代は一気に変わる、時代の先を読む目が必要だということを言われました。
 「より多く」「より遠く」が今治船主が発展してきたキーワードで、我々の地域が特に波方や島しょ部では平地が少なく、海と共存するしかなかったことから、海運、造船等の海事分野が発達した。だから我々は「海族(かいぞく)」であるとおっしゃり、今治地域の海事都市としての必然性を説明いただきました。

 また、後輩たちへ、30年前に交わした友人との約束が実現できたことが、仕事のうえで非常に感慨深かったことや、夢や志を持ち続ける強い信念と、約束は守る、最後まであきらめない、思いやりを持つといった人としての力を持っていてほしいと熱いメッセージを伝えました。

 生徒からの、どんな勉強をすれば海運会社に入社出来るのかとの質問には、海での共通語は英語。英語をぜひ勉強してもらいたいと回答、一生懸命勉強して、海事都市今治の発展に頑張ってほしいと語っていました。

 今年はバリシップ開催の年。「海族魂」で頑張っていきたいと思います。