2007年7月4日水曜日

フェリー見学会

7月1日(日)今治市に本社を置く海運会社が、今治市の造船会社に発注した新型フェリー船内見学会が開催されました。貨物船などの進水式の機会は多い“海事都市今治”でもフェリーの見学会は珍しく、当日は雨が降ったりやんだりあいにくの天候でしたが、会場は多数の見学客であふれんばかりの状態になっていました。
この新型フェリー、外見の特徴は船体横から水中に出された大きなフィンで、自動制御の働きで、航行中の横揺れを抑えることが出来るそうです。乗客の快適な船旅のための新しい技術の導入ですが、フィンの出る姿は「宇宙戦艦ヤマト」のようです。
一方、船内を見学させていただきましたが、客室を拝見していると「2時間ほどで目的地に到着して下船するのが惜しいな」と思えるほど、快適な船旅を過ごすため工夫の凝らされた客室になっていました。このフェリーは7月3日から八幡浜(四国:愛媛)と臼杵(九州:大分)を結ぶ航路に就航しました。
船を注文するフェリー会社と、建造する造船会社の「こんな船が作りたい」という要望がぴったり合う船造りが出来るのも“海事都市今治”ならではだと思います。