2008年3月26日水曜日

弓削商船高専との連携協力協定調印式

3月25日(火)今治市役所において「今治市と独立行政法人国立高等専門学校機構弓削商船高等学校との連携協力協定」の調印式が執り行われました。
弓削商船高専は100年の伝統と共に今治地域に根付いている船員育成高等教育機関です。これまで「今治地域からの海事人材の育成と、今治への海事人材の供給」を目指し、市内中学生の練習船体験航海の実施、技術振興会の設立、今治市外航海運協議会の協力を頂いたセミナーの開催など、海事都市構想を推進する上でなくてはならないパートナーとして取り組みを進めています。
このような積み重ねを包括化し、今後、円滑に且つより効果的に実施する連携体制を確固たるものにするために協定を締結しました。これからも、「海事人材育成」を目的とした様々な取り組みを弓削商船高専と協力して実施していきますが、今回の協定により新たな取り組みも生まれてくると思います。

2008年3月13日木曜日

内航海運フォーラム in 今治 その2

「内航海運フォーラムin今治」で市長は、基調講演に続き、第二部のパネリストとしてもコメントしました。パネリストには国土交通省、内航海運の代表者などが名を連ねました。
国内物資の37%を運ぶ、国民の生活に直結する内航海運ですが、現在様々な問題を抱えています。その中でも今回は特に、若い船員の育成問題が焦点になりました。
船員に対する需要は高い中、波方海技短大を始め船員育成学校への入学希望者が減少してきている現状を踏まえ、どうしたら「将来の職業選択肢の一つと若者に捉えさせることが出来るか」、についてそれぞれの立場から意見を交換しました。船員不足の差し迫った状況の中、特効薬はないかもしれません。そんな中、「今できること」がわずかでも、取り掛かっておく必要があると思います。
今治市が皆様と取り組んでいます「次世代の人材育成」も効果はすぐに出ないかも知れませんが、「あの時に取り掛かっておいて良かった」といつか思える取り組みだと思います。今後も皆様のご支援を戴き、取り組みを進めていきますので、よろしくお願いいたします。

2008年3月11日火曜日

内航海運フォーラム in 今治 その1

3月5日(水)今治市において「内航海運フォーラムin今治」が開催されました。このフォーラムでは国土交通省海事局大野次長と市長が第一部で基調講演を行い、第二部ではパネリストとして出席しました。
このフォーラムは先に2月25日に東京で開催され、市長もパネリストとして出席し、これまでの取り組みを中心にコメントをして参りました。今回は内航海運の一大集積地である海事都市今治での開催ということで、地域の皆様を代表して講演という形で、市長が「今治市における海事地域人材育成に向けた取り組みについて」を報告いたしました。これまで、皆様から戴いたご意見を反映した取り組みを展開してまいりましたが、全国でも前例のない、先駆けた動きが国土交通省の目に止まり、今後全国で取り組まれていくことは、これまでお知らせしていたとおりです。
地元今治において皆様の前で、監督省庁である国土交通省海事局が「今治市はトップランナーであり、これから全国各地で今治市の取り組みをモデルに展開していく。この動きが完全に地域に定着していくまで支援する」という力強いお言葉をいただけたことは、海事都市推進課のこれまでの取り組みの方向性が正しかった証明になったようでありがたく思います。