2008年5月26日月曜日

7社合同展示会

平成20年5月13日に今治市大西町にある渦潮電機㈱本社工場内で舶用工業7社が集まり、合同展示会が開催されました。この展示会はSEAJAPANが開催される年にSEAJAPANに出展したものとほぼ同じ最新機材を使ってセミナーやプレゼンテーションを、海事産業の集積している“海事都市今治”で開催しています。
この合同展示会は他の地域で開催される展示会と違うところがあります。それは地元の海事産業の関係者が非常に多く訪れるということです。写真のとおり、各社の作業服を身にまとった、実際にその機材を扱う現場の方が多く訪れ、実際の運用に当たっての質問や、新製品の特徴などを詳しく聞いていました。実際に機材を扱う方からの質問や意見、提案などは製品を開発したり、運用する上で非常に参考になり、それが会社の競争力につながっているのでは、と想像しました。それだけに海事都市今治で展示会を開催する意義が大きいと感じました。

2008年5月16日金曜日

進水式・工場見学会

平成20年5月8日に公開進水式並びに工場見学会が開催されました。今回は立花小学校5年生90名が渦潮電機㈱本社を訪れ、最初に子ども向けに作られた会社紹介のビデオを見ました。この会社がどのようなことをしているかを学習した後、写真のように実際に機器を製作している工場をお姉さん先生のガイドで見学しました。
この会社が開発している燃料電池の見学では水素と酸素で発生する電気により電球(プラズマボール)が灯る実験をしましたが、小学生が鈴なりになって電球を触って楽しんでいました。小学生はレポートに感じたことを一生懸命書いていましたが、中には舶用機器の絵を熱心に書く小学生もいて、理由を尋ねると「見たことがなく、珍しいから書いた」とのことでした。
工場の現場見学ということで、従業員の皆さんの見学者に対する安全への配慮は大変なご苦労があったと思います。しかし、「この中から将来海事産業に進路を取ってくれる人が出てきてくれたら」という期待を持って「少しでも海事産業に触れる機会を」と機会の提供をされています。
小学生は工場見学の後、進水式に向かいました。この恵まれた機会を得た小学生達から将来の海事産業の担い手はきっと出てくると期待しています。

2008年5月2日金曜日

今治ラスキン会



平成20年4月25日に(財)日本海事協会今治支部にて、第四回今治ラスキン会が開催されました。
今治ラスキン会は第一回目が(財)日本海事協会、第二回目からは今治市外航海運協議会も呼び掛け人に加わり、海事産業界の造船・海運・舶用工業のとも緊密な関係を持つ(財)日本海事協会今治支部が事務局として、昨年2月から年3回のペースで始まっています。なお、この会は今治市も後援しています。
①「世界的海事都市今治」において船主さんを中心にした新しい形の情報交換の場、②肩肘の張らないオープンな場、③今治にしっかりと根付き、皆さんに愛していただける場、④船舶の運航管理に関する重要な情報、更に技術情報の積極的な意見交換を主目的に、そして⑤開催場所は(財)日本海事協会今治支部ということで開催されています。
会場一杯に集まった関係者に様々な部門の専門家が詳細な説明をしますが、この説明が今治では非常に難しいそうです。それは聞く方のレベルが非常に高く、それに応える説明をするためにかなり調査を必要とされるそうです。それだけ“海事都市今治”には重要な海事情報がいろんな方面・分野からいち早く詳細に流れてきているということでしょうか。
このラスキン会、海事産業界の方が集まる貴重な機会です。今では100名を越える方が参加されています。セミナーが終わると懇談の場に変わりますが、そこではセミナーと打って変って柔らかい顔をされた皆さんの談笑が聞こえてきます。会を通じて海事産業間の親近感から一体感へ意識の醸成が大きな目的に見えてきます。



『「今治ラスキン会」って、なーに???』---更に詳しく---
ユニークで耳慣れない名称ですが、(財)日本海事協会(ClassNK)が平成19年2月地元の船主殿を対象とする新しい形の情報交換の場を誕生させたものです。その後、今治市外航海運協議会が共催し、今治市が後援しています。この会では造船・海運界及び関連業界から講師をお招きし、船舶の運航、管理などに有用な情報や、技術動向などについて積極的な情報交換に加え、ClassNKからも情報提供しています。会では肩肘の張らないオープンで率直な交歓の場を目指していますが、今や参加者が100名を越える会に成長しました。
海務・工務を担当されている方々はもちろん経営に携わっておられる方々、造船所設計、営業、検査部門の方々にも幅広くご参加いただいている、今治の地にしっかりと根付いた誰でも気軽にご参加できる会です。
なお、「ラスキン」とは「Last Friday Meeting」に由来しており、「ラストの金曜日」から「ラス金」、「ラスキン」となったものです。“海事都市今治”での開催ですので、「今治ラスキン会」と名づけられました。