10月16日国土交通省四国運輸局今治海事事務所主催で、「しまなみロングクルーズ2010」が開催されました。今治市内4校の小学校を通じて申し込みのあった、22組58名の親子等が参加しました。チャーターしたフェリーで今治港内港から来島海峡大橋を通過し、大三島橋を回るクルージングを体験しながら、出前講座、救命筏の展張実験、救命胴衣の着用実習などを行いました。
出前講座では「船はなぜ浮くの?」という題目で鉄の塊を粘土に見立て、どうやったら水に浮かぶのか、それぞれ考えて、いろいろな考えを子どもたちが提案していました。正解の粘土が水に浮かんだときには大きな拍手と歓声が沸いていました。
海事都市今治で育った子どもたちも最近はフェリーに乗船する機会が減ってきています。そのため、フェリーが動き出すと、最初はこわごわでしたが、だんだん大胆に船べりに近づいていました。途中で、操舵室の見学もあり、船が舵を切るとどうやって進む方向が変わるのか、見学していました。
救命筏や、救命胴衣、使う機会が無いに越したことは無いですが、いざというときになくてはならない命を守る装備について親しみやすい説明を楽しみながら、海の知識を深めることが出来たと思います。
2010年10月28日木曜日
2010年10月18日月曜日
今治地域造船技術センター 発展研修
初級研修と異なり、座学と演習が中心に組み立てられ、「安全の心得」や、「メンタルヘルス」、「未来の船舶」等様々なカリキュラムが用意されていました。各造船所の講師陣はもちろん、大学教授や医師など幅広い講師陣が形成され、密度の濃い研修が行われました。
講義が集中的に続くため、研修生も少し疲れ気味でしたが、グループ討論形式の演習では、それぞれが3か月間の初級コースと3か月間の現場体験を元に活発にディスカッションしていました。
初級コースやこういった発展研修があることで、これからの造船所を担う若者の離職率が低くなる効果がでてきているようです。そして、休み時間になると、制服の垣根を越え、お互いに一人の若者になっていろいろな情報を交換しているようで、海事都市今治の未来が明るく育って来ているように思えました。
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