10月16日国土交通省四国運輸局今治海事事務所主催で、「しまなみロングクルーズ2010」が開催されました。今治市内4校の小学校を通じて申し込みのあった、22組58名の親子等が参加しました。チャーターしたフェリーで今治港内港から来島海峡大橋を通過し、大三島橋を回るクルージングを体験しながら、出前講座、救命筏の展張実験、救命胴衣の着用実習などを行いました。
出前講座では「船はなぜ浮くの?」という題目で鉄の塊を粘土に見立て、どうやったら水に浮かぶのか、それぞれ考えて、いろいろな考えを子どもたちが提案していました。正解の粘土が水に浮かんだときには大きな拍手と歓声が沸いていました。
海事都市今治で育った子どもたちも最近はフェリーに乗船する機会が減ってきています。そのため、フェリーが動き出すと、最初はこわごわでしたが、だんだん大胆に船べりに近づいていました。途中で、操舵室の見学もあり、船が舵を切るとどうやって進む方向が変わるのか、見学していました。
救命筏や、救命胴衣、使う機会が無いに越したことは無いですが、いざというときになくてはならない命を守る装備について親しみやすい説明を楽しみながら、海の知識を深めることが出来たと思います。