2011年1月17日月曜日

大学公開講演会

11月27日今治地域地場産業振興センターで造船系大学の公開講演会が開催されました。現在、海技者育成を含めた、海事系教育機関は安定した就職率の高さとは裏腹に、入学志願率の低迷という課題があり、その解決のため様々な取り組みを進めています。今回の公開講演会は、そういった目的から一般向けの親しみやすいテーマと、14の造船所を擁する海事都市今治ならではの造船技術者向けのテーマで開催されました。
講演会には進学を控えた高校生や、造船所の設計担当者、大学OBで既に造船所をリタイヤした方など幅広い聴講者が集まって来ていました。大学側は少子化の中で、海事都市を支える技術者を育成するため、多くの学生を受け入れたいと積極的にPRを進めているようです。
他の教育機関でも、大学教授を高校に派遣してセミナーを開催したり、体験入校や、オープンキャンパスなどを実施しています。
海事系教育機関を卒業すると、就職は海事産業がメインになります。国民の生活を支える海上輸送に携わるスケールの大きさ、グローバルさを皆さんに知ってもらい、将来海事産業に進み、海事都市を構成する一員になって欲しいと思います。