2011年1月21日金曜日

小池船長講演会


 1029日今治市立北郷中学校で「小池船長講演会」が今治市外航海運協議会・今治市の共催で開催されました。小池船長は北郷中学校のOBで「母校の生徒の将来にお役に立てるのであれば」、ということで講師を引き受けていただき、全校生徒440名、PTAなど般50名が講演会に参加しました。
 講演会ではDVDなどで海運や船の紹介を行い、最大級の25人乗り膨張式救命筏の展帳実演がありました。救命筏が展帳される機会は緊急の時以外ではありませんので、非常に珍しい機会で生徒も来場者も興奮している様子が伺えました。
 小池船長の講演は「カピタン小池の帰巣講演」と題して、中学校の生活、弓削商船高専での生活、船乗りでの生活、陸上での会社員生活等を先輩として生徒に語りかけました。また、「今治市は世界で類を見ない海運・造船を含む海事産業の街であり、今治地区の存在価値は非常に高い」ことを紹介しました。
 生徒からは「航海中の心境は?」「訪れた国の数や、食べ物の印象は?」などの質問が出されましたが、「夢を持って希望を持って将来を見つめて欲しい。何がしたいのか、どうしたいのか、無駄な経験など無いので、何でもやってみよう」といったアドバイスが生徒に贈られました。
 先輩の船長としての様々な経験を基にした講演に、後輩が続いてくれればと思います。