2011年4月27日水曜日

第7回今治地域造船技術センター初級コース開講式


平成23年4月13日(水)7年目を迎えた今治地域造船技術センター初級コースの開講式が執り行われました。
今回の技術センターの受講生の殆どが20歳以下という若い構成です。67名の受講生が、3ヶ月間の日程で2~3年間の技量を身に着けるといわれる研修を行います。今回から新たに「電気艤装」に関する講座も開設され、益々充実された内容となってきています。写真は、それらの講座を受け持つ各社の「匠の技」を持つベテラン講師の紹介があり、挨拶をしている場面です。「よろしくお願いいたします」会場に響き渡る大声で受講生が講師に挨拶する姿に、未来の造船業を担う若者が育っていく姿を想像していました。この講師陣の中には、初級コースを経験し講師になっている方もいます。7年の歴史を数えたからできる内容の充実、継続するからこそ、脈々と技術の継承が進むのだと思います。
そして、我々にとって嬉しかったのは、「バリシップを見学して、船を作りたいと思ってこの会社を選んだ」という受講生がいたことです。そういった気持ちを持つ若者が一人でも多く出てきて欲しい。バリシップ開催の大きな目的でもあります。

2011年4月11日月曜日

銅像除幕式


 平成23年4月5日(火)今治市名誉市民、今治造船株式会社檜垣俊幸会長の銅像除幕式が行われました。雲ひとつない、澄み切った快晴の中、発起人の呼びかけに今治市の海運、造船、舶用工業と海事関係者を中心に、市関係者、日本造船工業会会長など300名の方々が集まりました。
今治城吹揚公園に銅像が設置されましたが、背後には氏が実行委員長となって、陣頭指揮を取った、「今治城築城・開町400年祭」記念事業で再建された鉄門(くろがねごもん)が威容を誇ります。社業を大きく拡大させる一方でこういった、市関係の事業のみならず、今治商工会議所会頭など要職を歴任されたり、「檜垣育英会」のように後進の育成支援にも長い間取り組まれて来られました。
 銅像は東を向いています。今治から東には東京を越え、アメリカ果てはヨーロッパと続き「海の民なら男なら みんな一度は憧れた太平洋の黒潮を」と詠われる様子が目に浮かびます。また、銅像の右手は少し上がっています。これは「次への動き」を意味があり、「海事都市今治が世界へ羽ばたこう」という願いが込められているそうです。
 これからも様々な場面でより一層のご活躍が祈念されています。

2011年4月5日火曜日

2011 今治市外航海運セミナーin今治北高



平成23年2月23日(水)愛媛県立今治北高校の1年生320名を対象に、「今治市外航海運セミナー」が開催されました。
例年通り、同校のOBである海運会社代表者が講師として母校を訪問しました。海事都市今治の中核に位置する外航海運業を通じて、日本の金融、経済が今後どのようになっていくのか、生徒がこの貴重な講演をしっかり聞いて視野を広げてもらいたいという学校の要望があります。
講師からは今治市の外航海運業の現状や日本及び世界で占める地位について、また海事都市今治の成り立ちや今後のあり方などが、経済状況や為替などを踏まえ話されました。後輩たちには「語学を習得して国際人になって欲しい。そして海事関係のどこかで働いて、いつか一緒に仕事をしよう」と呼びかけました。
生徒からは、「仕事のやりがい」や「会社での外国人の係わり」についてなどの質問が出て、「海運・造船とも世界に誇れる産業が今治にあり、今治に生まれて誇りに思う」と感想が述べられました。
こういった取り組みを海事産業界のご協力を戴きながら継続することで、将来の海事都市は発展していくと思います。