2011年8月25日木曜日

「日本丸」セイルドリル


「バリシッ2011」記念に寄港した航海訓練所帆船「日本丸」の一番の見せ所であるセイルドリルです。昨年の寄港では強風のため、セイルドリルが実施できませんでしたので、朝から多くのお問い合わせをいただきました。
  セイルドリルは36枚の帆の1枚1枚を訓練中の波方海技短大や宮古海技短大の学生が教官の指示で開いていきます。マストに上ってセイルを解いたり、ロープを引っ張る作業は、訓練生の一糸乱れぬ迅速な行動が要求され、その成果が「太平洋の白鳥」の優雅な姿となって現れることになります。こうした訓練の一つ一つが、現場に出た時の船を預かる船長のもと、船を安全に航海するために生きてくるのだと思います。
  帆が張られていく様子を陸上から見ている来場者には、訓練生の関係者も多くいたようです。セイルドリルが終わると、「よくやった」と大きな拍手と、「よく帰ってきたね」のねぎらいの言葉が聞こえてきました。