今治造船の工場・新造船見学会では、クレーンでのUFOキャッチャー、餅まき、高所作業者体験、屋台など、朝早くから訪れた多くの見学者を飽きさせない盛りだくさんのイベントが豊富に用意されており、それぞれの持ち場に控えるスタッフの様子を見ても、力の入りようが伺えました。
写真は、抽選で当たった人が進水式のシャンパン割りを体験した様子です。進水式では航海の安全を祈り、行われる儀式ですが一般の方が体験できることはありませんので、貴重な体験だったと思います。
見学会の船舶は1
700個積みコンテナ船で、今治市海事都市交流委員会委員の双輝汽船がオーナーですが、「今治海事展のためならば」と新造船の見学を快く受け入れてくれたようです。船内を見学した人からは「現在の船がこんなに進んでいるとは知らず、技術の高さに驚いた」とか、「今治でこのような船を造っていることを誇りに思う」などの感想が聞かれました。
造船所と船主が深い結びつきの下でなしえるこのような見学会は、今治海事展の目的である「海事産業界の力をアピールする」一つであったと思います。